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「共働き医師を親にもって」

終了報告

2019年2月8日

 
 平成31年2月8日に第32回二輪草セミナーが開催されました。今回はご両親が共働き医師であるお二人の先生方にご自身がどのように育てられ、医師を志すようになったかについてお話し頂きました。まずお一人目は市立札幌病院研修医の横関 恵先生に「恋人に「女医の娘って可哀想だよね」と言われた話」という気になるタイトルでお話し頂きました。横関先生は父親が整形外科医、母親が皮膚科医であり、お母様は医学部卒業後早い時期に2人の子供を産み、その後フルタイムで働かれていたそうです。保育園に入る前は母方の祖父母の家に預けられ、その後は保育園、学童保育所を利用していましたが、うまく馴染め、寂しかった記憶はないそうです。週末は回診に同行した後、遊園地に行ったり、映画をみたり、バーベキューをしたりと家族と楽しい時間を過ごされていたそうです。高校生の途中まで、自分は絶対に医者にはならないと考えていたそうですが、高校3年の全国大会をきっかけに医者の道に進むことを決意したそうです。研修先や入局先を選ぶ時期に何が問題になるか、助けてくれる人はいるのかを考え、自分のやりたいことを優先し糖尿病内科への道を選択されたそうです。続きまして第3内科の長谷部拓夢先生にご講演頂きました。以前このセミナーでご自身が医師である両親にどの様に育てられたかについてお話しして頂きましたが、今回はその後父親になられ育児体験についてお話し頂きました。研修中はお互い忙しく、すれ違いの生活でしたが留学先のアメリカに奥さんが同行してくれた際、充実した生活を送られたそうです。その後長女が誕生しますが、大学院卒業にむけて実験が忙しくなかなか育児に参加できなかったそうです。その際もお互いのご両親のサポートがあり助けられたそうです。長男が生まれた後はなるべく早めに帰宅し長女のお世話や保育園の送り迎え、おむつ替えなどを積極的にされているそうです。幼少期に経験したアメリカでの生活が留学につながったこと、夫婦で留学することの良さ、夫婦助け合うことの大切さを力説されておりました。
最後になりましたが、お忙しいところ札幌から来て頂きました横関先生、2回目の講演にも関わらずご快諾して下さりました長谷部先生および聞きに来て下さった職員や学生の皆様にお礼を申し上げます。これからも育児や介護をはじめ様々なテーマで実りあるセミナーを企画したいと思いますので是非多くの方にご参加頂ければと思います。

                 (二輪草センター助教 菅野 恭子)

  
セミナーの様子