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「イクメンパパの日常」

終了報告

2015年2月3日

 
 平成27年2月3日に第20回二輪草セミナーが開催されました。今回は「イクメンパパの日常」と題して日頃から積極的に育児をされております2人の男性医師にご講演頂きました。今回は39名の方にご参加頂き、中でも臨床研修中の先生方や男子学生の参加もみられました。まずはじめは救急医学講座の川田大輔先生から自身の子育てについてお話していただきました。3人の男の子との奮闘ぶりについてユーモアを交えてお話して頂きました。今まで5箇所の保育園を経験し、毎回保育園探しに苦闘されたことや、奥様が医者で良かったこと、つらかったこといついてもお話がありました。また、夫婦で子育てする事に対する両教授、先輩、同僚の先生方の理解と協力への感謝の言葉が印象的でした。次に病理学講座腫瘍病理分野山本雅大先生が冒頭から「イクメンをやめようと思います」というスライドに始まりご自身の育児体験、留学先のフィンランドとの比較についてお話して下さりました。2人のお子様をご夫婦で協力しながらぎりぎりのところで両立されているとのことでした。フィンランドでの2人の男女の同僚の紹介では男性の同僚は朝早く出勤し15時頃に帰宅し、育児休暇も取りながら子育てに参加し、かつ自身の仕事をきちんとこなしていること、女性の同僚は育児休暇中もメール等で連絡を取り合い大学院生の指導をし、論文を書き上げている様子をお話しいただきました。また、ご自身がなぜイクメンになったのかについてのお話もありましたが、育児をすることはあまりにもあたりまえのことなので、イクメンという言葉自体いらないのでは?というお考えについてもお話しして下さりました。その後会場での質疑応答では子供を産む時期についてや、共働きの有無にかかわらず男性もある程度の家事が出来た方が良いのではないかといった意見もありました。
 今回のアンケート結果では全ての方が大変良かったもしくは良かったと答えて頂きました。男性の視点から育児の大変さ、大切さについて体験談を通して知ることができた良い機会だったと思います。最後になりましたが、お忙しい中ご講演頂きましたお二人の先生方および聞きに来て下さった職員や学生の皆様にお礼を申し上げます。これからも興味深いテーマのセミナーを企画したいと思いますので是非多くの方にご参加頂ければと思います。

                  (二輪草センター助教 菅野 恭子)

  
セミナーの様子