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「介護を通して〜仕事と介護の両立の中で思うこと〜」

終了報告

2009年5月29日
対象:全職員(休職中の方も含む)・学生

 今回のセミナーは7階西病棟の柴田師長をお招きして「介護を通して〜仕事と介護の両立の中で思うこと〜」という演題でお話を頂きました。参加者は23名でそのうちの6名は医学科学生で、若い世代の方々にも介護への関心が高くなってきていると実感しました。
 お母さまの介護をすることになった時、看護師という立場で母の体の変化に気づいてあげられなかった罪悪感、できていたことができなくなる悔しさで知らず知らずのうちに涙が出ることもあったそうです。家族や仕事、友人たちに話を聞いてもらい、またアドバイスをもらうなど沢山の方に支えられながら、自分の気持ちをコントロールし、現在も仕事と介護を両立されています。


セミナーにて


柴田師長さん

これからも介護を続けるにあたって、職場に望むこととして「介護休暇」について言及されていました。企業には介護休暇と介護休業がありますが、当院では介護休業があるが介護休暇はないことが今回わかりました。介護をしやすい環境を作るには、介護休暇を取り入れて個々に合わせた介護の仕方を考えていく必要があると感じました。また長期で休暇を取った場合にも、バックアップナースによる休暇中のバックアップ体制が可能になれば休暇を取りやすいのはないかというお話もありました。介護をされている方にとって共感できる部分が多かったのと、これから介護をするかもしれない方には介護をすることの大変さを改めて感じた講演会だったと思います。
 セミナー終了後には参加された皆様からとても勉強になり、参加して本当に良かったとの感想を頂きました。二輪草センターでは介護についての知識を高め、これからの活動に役立てていきたいと思います。
 お忙しい中、講師をして頂きました柴田千恵子師長に深くお礼を申し上げます。ありがとうございました。