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医師座談会:テーマ「病児保育を考える」

終了報告

2008年12月2日
対象:医師(休職中も含む)

   第4回 医師・看護師子育て支援セミナーを平成20年12月2日 午後6時より、 約1時間にわたり開催しました。今回のテーマを「病児保育を考える」、に設定しましたのは、10月に全職員を対象に行いました二輪草センターの活動に関するアンケートの集計結果で、病児保育室及びそれに同等の施設の設置を希望すると回答した職員が全回答376人中201人と半数を超えた結果から、改めてその必要性やどのような病児保育室が利用しやすいか検討する場として開催いたしました。
 参加者は、現在子育て真っ最中の医師や、お子さんの小さいころに市内の病児保育室に預けた経験のある医師など計13名。
 病児保育を考えるにあたり、なぜ病児保育室が必要なのか?親と子それぞれの立場から考えた病児保育室とは?という大切な議論から始まり、自身の現状や立場から感じる率直な意見が活発に交わされました。
 病児保育というと、親の都合で病気の子供を預けると思われがちだが、今回参加された医師の意見では、「これまで、または現在周囲に気兼ねをしながら休みを取っているのが現状である。」「病気はよくなってきているが、保育園等の集団生活の受け入れが困難な回復期(病後児)に、子供を安心して預けられる病児保育ができれば、職場の同僚への罪悪感と子供への想いの板挟みで胸を痛めるストレスが軽減されるのではないか。」などの意見が上がりました。また、大きくなったお子さんからから「お母さん、仕事を辞めないで。」と言ってもらえるようになったなど、暖かいエピソードも披露されました。
 また、預かり時間や料金、預かり体制など実際に利用する立場からの具体的な意見や要望も上がり、大変貴重な座談会となりました。
今後、学内では病児保育室設置に向けたワーキンググループを発足し本格的取り組んでいく方向となっております。

年明け1月27日(火)に開催します、第5回医師・看護師子育て支援セミナーでは、ランチタイムに看護師(休職中の方も含む)・全職員を対象として、同じく病児保育を考える会を開催いたします。職員の声を反映した利用しやすい、病児保育室になるために職員の皆様のご意見を今後も頂きたいと思いますので多数のご参加をお願いします。