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冬休みキッズスクール

終了報告

                                 2020年1月6日〜8日


 令和2年1月6・7・8日の三日間、総勢24名の子ども達が参加し24回目となる冬休みキッズスクールを開催しました。
1日目の最初のプログラムは管理栄養部の山内明美先生による特別授業「食べものと体について」です。大きく3つに分けられる食べものの働き、バランスの取れた食事などについてスライドやプリントを交えながらわかりやすく教えて下さいました。施設見学では、患者さんが利用する栄養相談室を見せていただきました。病院の食事、糖尿病患者さんの食事など色々な食品サンプルに子ども達は興味津々で「ジュースにこんなにお砂糖入ってるの?」とびっくりしていました。その後はジェスチャーゲームと体育館で身体を動かし遊びました。午後からは学生ボランティアの皆さんに「消化と消化管について」に教えてもらいました。食べものの通り道、消化管など体のはたらきについての話を聞いたあと、○×ゲームで盛り上がりました。3時のおやつは「クラッカーサンド」作りです。果物やマシュマロ、ソーセージなどの材料を包丁で切り、ジャムや生クリーム、チョコで飾りつけをしました。お腹いっぱい美味しくいただきました。

特別授業の様子 栄養相談室見学 学生の活動
おやつ作り

 
 2日目はバスに乗って旭川市博物館に行きました。展示室を見学し、アイヌの人々の知恵を学びました。その後、1、2年生はアイヌ文様コースター作り、3〜6年生はまが玉作りをしました。真剣な表情でアイヌ模様を切ったり、ヤスリで石を削ったりという作業を黙々と行い完成を喜んでいました。石うす体験では大豆を石臼に入れ、まわしても出てくるきな粉の量が少ないことに驚き、家族全員で食べる分を挽くのがいかに大変かを学びました。
その後は、楽しみにしていたスタルヒン球場でのチューブ滑りです。息を切らしながら坂を登り、「キャー」と叫びながら滑ってくる笑顔がとても印象的でした。お天気にも恵まれ、たっぷり遊び、帰りのバスは寝てしまうかなと思いましたが、体力のある子ども達は大好きな学生さんとのおしゃべりがつきませんでした。


    博物館見学     コースター作り      まが玉作り       チューブ滑り

 
 3日目、午前中は家から持参した空き箱を利用し、ビー玉転がしを作りました。個性あふれるアイデアで模様を描いたりトンネルを作ったり…楽しい作品が出来上がりました。
お昼は学生食堂へ行きました。大学生気分でそれぞれ好きなメニューを選んで食券を買い、お盆・箸・お水などを準備しテーブルまで運んで、大人と同じ味・同じ量を残さず食べて満足そうでした。午後からはシンガーソングライターの吉田朋代さんと救急科の岡田基先生ご夫妻にミニコンサートを行っていただきました。プロの方のピアノ弾き語りに岡田先生のバイオリン、とてもキッズスクールのミニコンサートとは思えないほどの本格的な音色でした。子ども達も一緒に歌う場面があり、発声法を教わりのびのびと声を出していました。終わった後に、「はじめて生でバイオリンを聞いた」と興奮気味に話している子がいました。今回もたくさんの方にご協力をいただき、無事に3日間のキッズスクールを終えることができました。東高の学生さんには昨年に引き続き、また札幌から北大・札医の学生さんにもボランティアに参加いただきました。いつも快く開催場所をお貸しくださる看護学科の諸先生方、ご理解・ご協力いただいたすべての皆様に心よりお礼申し上げます。

    工作        学生食堂      ミニコンサート     集合写真


キッズからボランティアスタッフになって

 

                     東高校1年 浅利 信之介

 私は小学1〜5年生の頃キッズスクールに参加していました。うどん作りや雪中運動会、旭山動物園に行くなど、たくさんの活動を二輪草センターの皆さんや医大生とともに行うという貴重な経験を積むことが出来ました。その中でボランティアとして参加していた、ある1人の医大生と仲良くなりました。その医大生は、子供達からの人気も高くみんなから慕われていました。私はその時、将来はこのようなみんなから慕われる存在になりたいなと思いました。また、何らかの方法でキッズスクールに恩返しが出来たらなと考えるようになりました。
そして今回キッズスクールにボランティアスタッフとして参加させていただきました。以前はお世話をしてもらう側だった私がお世話をする側となるため、あの大学生と同じように子供達と仲良くできるか不安でした。しかし、子供達が人見知りをせず一緒に遊んでくれたり、話してくれたりしたことで不安もなくなり子供達と楽しく1日を過ごすことが出来ました。
今回のボランティアでは、子供が何をしているか,危険なことはしていないかなど、周りを見る力が身についたなと感じます。あの大学生のようにうまく接することが出来たかはわかりませんが、子供達にとって充実した時間となってくれていればうれしいです。次の機会があれば、より成長した状態で子供達と関われたらなと思います。
今回は貴重なボランティアの経験をさせていただき、本当にありがとうございました。