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冬休みキッズスクール

終了報告

2011年1月5日〜7日

平成23年1月5日〜7日の日程で第6回キッズスクールを開催し、26名の子ども達が参加しました。

第1日目の開校式では山本副校長先生にお話しを頂いた後、3つのグループに分かれてグループ名や係りを決めました。その後の自己紹介タイムでは、好きな食べ物や好きなこと、将来の夢などを発表したり、学生ボランティアさんには「どうして看護師・医師になりたいと思ったのか」などの質問に答えてもらったことで参加者同士の距離がぐっと近づいたようでした。
特別授業では「お年寄の体について」という内容で看護学講座の杉山 さちよ先生と作並 亜紀子先生に講義をしていただきました。まず、お年寄りの特徴をみんなで考えたあと、難視メガネを作成し、眼鏡、耳栓、軍手、を身につけ膝に段ボールをまいた状態で廊下を一周しました。教室に戻ってからは軍手をしたまま十円玉を貯金箱に入れる体験もし、見えにくい、聞こえにくい、歩きにくい、つかみにくいという体験を積極的に行っていました。
午後からは体育館へ行き、自由遊びやゲーム遊びを楽しみました。

杉山さちよ先生と
作並亜紀子先生の授業風景
動きにくい時、どうして
あげたらいいのかな?
お年寄の体、体験中

2日目は朝にゼリー作りをした後、雪中運動会を予定していましたが、お天気が悪かったため体育館での運動会となりました。競技は4種目あり、学生ボランティアさんが担いだかごに新聞紙の球を入れたり、難視メガネをしておやつ探しをしたり、風船割りをしたり等思いっきり身体を動かして楽しんでいました。
午後は3・4・5年生が「命を救う」というタイトルで職場体験学習に参加し、看護部 救命救急センターの伊藤 尋美先生に講義をして頂きました。心肺蘇生の方法について説明を受けた後、キッドを使って実践したり2人組になって心臓マッサージとAEDを取り付け、作動させたりと子ども達は真剣な表情で取り組んでいました。子ども達が心肺蘇生等が必要な場面に遭遇した場合、実際に心臓マッサージをしたりAEDを使うということはないとは思いますが、倒れている人に呼びかけたり、大人に助けを求めるなど速やかに行動できることや知識があることで救われる命があるかもしれない等、伊藤先生の授業を通してたくさんのことを学ぶことができました。

運動会〜玉入れ 職場体験
伊藤尋美先生の授業風景
高学年の子ども達が1・2年生に
心肺蘇生について学んできたことを
教えます。「手の形はこうだよ!」

3日目の工作の時間ではアトリエCOMの小林 みのり先生ご夫妻にご指導を頂き、動く乗り物を作りました。午後からは学生サークルぬいぐるみ病院プロジェクトによる「いのちの授業」を行いました。お年寄り役の学生が「聞こえにくい」「つかみにくい」「見えにくい」「動きにくい」状況を演じて見せ、1日目の特別授業でのお年寄りの特徴を振り返った後、そのような場面ではどのように接したら良いかをグループごとに考え、実践してみました。また、2日目の職場体験学習で3・4・5年生が学んできたことを実演すると共に、人が倒れているのを見かけた時にどうしたらいいのかを伝えると、1・2年生も真剣なまなざしで見たり聞いたりしていました。最後に心臓マッサージは、お友達同士でふざけてしないことをしっかりと確認しました。


 閉校式では、子ども達は終了証を学生ボランティアさんは感謝状を山本副校長先生より受け 取り、無事キッズスクールは終了しました。 冬に開催されるキッズスクールはいつも学生ボ ランティアさんの参加人数が少ないうえに、今 回は試験が重なった学年もあり1日目2日目は 特に大変だったと思いますが、いつも明るく温 かく子ども達と接してくれました。総勢12名の 学生ボランティアの皆さん、本当にありがとう ございました。
 また、ご協力頂きました各部署の皆様にもこの場をお借りして心よりお礼を申し上げます。

   
山本副校長先生から修了証が手渡されました
 「何が一番楽しかったかな?」