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「平成26年度女性医師支援事業連絡協議会」参加報告

2015年2月27日

  
 2月27日開催の女性医師支援事業連絡協議会に出席させていただきましたので、協議会の内容をご報告申し上げます。医師不足や女性医師増加を背景に、支援事業の重要性が増しており、今回は参加者が増加し150名の参加であったとのことでした。H24年時点で医師全体に占める女性医師の割合は19.7%であり、医学部入学者に占める女性の割合は約3分の1となっております。誰でも働きやすい職場環境を整備することは必要であり、そのための相談窓口、短時間の正規雇用、医師には難しい側面もあるのでしょうが交代勤務、院内保育などの整備が進められている段階です。一方で公平感や管理者の理解の重要性も話題となっていました。日本の人口は減少していくものの、2025年に団塊の世代が75歳となるなど、医療の必要な人口はまだまだ多く、医療需要はまだ残るため、医師がやらなくてよい仕事を振り分け、適正配置などをやっていく必要があるとのことでした。
各ブロック別の会議開催や取り組みの報告がなされており、北海道・東北ブロックからは@相談窓口 A育児サポート B復職研修指導を三本柱として活動している旨、北海道医師会女性医師等支援相談窓口コーディネーターの足立柳理先生がご発表されました。
 印象に残ったのは山本\子日本女医会会長の自助・公助・互助・共助の重要性についてのご発言でした。向こう三軒両隣のご協力を仰ぐ互助においても、自分の姿勢が重要であろうとおっしゃっていたと記憶しておりますし、自助について最初に述べられたことの重要性を感じます。いかに大変な、そして有意義な職業であるかという「使命感」を教育していく必要性についても言及されており、この「使命感」というキーワードは協議会の他の場面でも出ておりました。医育機関に勤務する者として、学生の皆様に「使命感」を感じていただけるよう、襟を正して日々業務に携わっていきたいと思いました。


 報告者:臨床検査・輸血部 副部長 赤坂 和美