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「平成25年度女性医師支援事業連絡協議会」参加報告

2014年2月21日

  
 2月21日に開催された平成25年度女性医師支援事業連絡協議会に参加しました。
 議事は女性医師支援センター事業ブロック別会議の開催報告で各ブロックから医師会の様々な取り組みを知る良い機会でした。中でも印象に残ったのは愛媛県医師会で行われている『地域のマドンナ・ドクター養成プロジェクト』です。平成19年度から実施されているこのプロジェクトは様々な理由でいったん離職した女性医師の段階的な復職を支援する研修を、付属病院・総合臨床研修センターがコアとなって提供されているもので、総合臨床研修センターを通じて希望の診療科にて研修した後、地域医療機関への再就職を支援するプロジェクトです。専属の女性医師メンターを配置し能力が円滑に向上しやすいよう配慮しているとのことでした。我々の二輪草センターでも復職支援教育プログラムは存在しており看護師はうまく機能していますが、医師は科が多岐にわたっているため系統だったプログラムの作成は困難であり充分に機能しているとはいえない状況でした。今後臨床研修センターと提携することで同様のプログラムを作ることは可能ではないかと考えました。
 兵庫県医師会からはベビーシッター料金一部負担制度について紹介されていました。県内医療機関に勤務されている研修医、勤務医にベビーシッターの一部を負担するもので、通常の保育施設を使用している時間帯以外に発生した場合を対象としています。子育て中は働くにあたって色々と出費がかさみますが、働き方によっては支出が収入を上回ってしまう時期もあるかと思います。このような助成があるとありがたいと思いました。
 質疑応答では参加者から活発な意見が多数あり大変参考になりました。今回の会を通して様々な支援センターの工夫や取り組みを知り今後に生かしていきたいと思える良い機会であったと思います。

 報告者:二輪草センター助教 菅野 恭子