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二輪草センター長 ごあいさつ


二輪草センター長 山本 明美
旭川医科大学医学部
皮膚科学講座 教授

二輪草センターは旭川医科大学と付属病院の環境を、より働きやすく、学びやすいものとするために平成19年10月に開設されました。

大学という地域社会が子育てを助けます
育児中の職員にとって最も大きな不安は子どもの病気の時の対応です。病児一時預かりシステム「ぷち・のんの」、「バックアップナース制度」、病児・病後児保育室「のんの」という3本の矢が働きやすい環境を守ります。また、院内での研修や勉強会に参加したい育児中の職員の子どもをあずかる院内託児制度も設けています。
子どもが小学校にあがると長期休暇のときに子どもを見てくれる人がいないという問題に対応して、夏冬に2〜3日間ずつ本学職員の小学生の子どもたちをあずかるキッズスクールを開催しています。さまざまな職種の職員と学生さんたちが医学部ならではの授業や活動を展開しています。医学科、看護学科の学生さんたちはボランティアとして子どもたちと遊んでくれ、大学全体が育児に関わっています。

将来の医療人の教育
医学生と女性医師、看護学生と看護師が懇談する機会を毎年設けて身近なロールモデルに接してもらっています。医学科3年生にワークライフバランスを考えてもらう必須の授業を行っています。男女混成の小グループ内で真剣に将来の仕事と家庭の両立について考えていただいています。

働きやすく学びやすい環境を整備します
復職支援研修プログラムや多様な勤務形態によって、育児中の医師・看護師が働きやすい環境を提供しています。二輪草枠医員は医師向けの育児短時間勤務制度で、小学校3年生までの子どもを養育中の職員が利用できます。
メンタルヘルスや人間関係のストレス対応、男性職員の育児(イクメン)に関連する取り組みも行っています。合同入局説明会では講座単位での就学・勤務環境改善の取り組みを発表していただいております。マタニティ白衣のレンタル、イクボスを表彰する「二輪草ベストサポーター賞」制度もあります。
こういった二輪草センターを中心とした全学、全病院あげての取り組みが評価され、平成24年2月には東日本の大学病院の第1号として働きやすい病院評価認証を取得し、平成25年度には北海道の男女平等参画チャレンジ賞を団体受賞しました。働きやすく学びやすい施設であるという点が本学の特色の一つとして定着していくことで、より優秀な医療人、学生があつまることを期待しています。