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平成25年「ワークライフバランス」の授業

終了報告

2013年8月19日
対象:医学科3年生


吉田学長の挨拶


授業の風景 

平成25年8月19日、医学科3年生を対象として「医学概論ワークライフバランスを考えよう」と題して授業を行いました。朝8時50分から夕方5時まで1日かけて、講義やグループディスカッションを通して医師のワークライフバランスを考えていただきました。出席者は、117 名でした。
 吉田晃敏学長からご挨拶いただいた後、二輪草センター助教の菅野恭子先生から「医師のワークライフバランス問題と二輪草センター」のお話がありました。ご自身の経験を紹介しながら女性医師の出産のタイミングや子供を産んだ後の保育園、ファミリーサポートセンター、さぽねっとなどの社会的資源の活用方法、二輪草センターのコンセプトをわかりやすくお話しいただきました。


グループ討論の様子

グループ討論では、学生が13のグループに分かれて、「子供の病気」、「転勤」、「進路」、「留学」、「子供の教育」「医局長の仕事」といった6つのシナリオについて、問題点、考えられる対応策とベストアンサーは何かを議論しました。それぞれのグループで、活発な議論が展開されていました。グループ発表では、「病気の子供を抱えた時に急に対処するのは大変なので、日頃からその様な事態を想定して1つではなくたくさん解決法を考えておこう。」という回答や、「夫婦お互いのキャリアを尊重して、別居する。」といったプロフェッショナルを意識した回答もみられました。
 先輩医師の体験談では、リハビリテーション病院の齋藤江里香先生、皮膚科の堀仁子先生、眼科の木ノ内玲子先生、解剖学教室の吉田成孝教授にご自身のこれまでの経験をお話しいただきました。3人の女性医師の先生方は、妊娠・出産・育児をしながら、学生生活や初期研修を乗り越えたり、留学をされたりと、キャリアを継続することの大切さを話してくださいました。吉田教授にはPTA活動を積極的に行うことで、子供さんに尊敬されたり、新しい人間関係ができたりしたというご自身の素敵なご経験を楽しく語っていただきました。4人の先生方は、学生にとって良いロールモデルになったことと思います。
 今回実施した授業は、秋田大学での取り組みを参考としたものです。今年からは神戸大学も同様の講義を行う予定とのことです。3大学で連携を取って、今後もより良い授業を行えればと考えております。
 最後になりましたが、授業を開催するにあたってご協力いただいた教育センターの蒔田芳男教授、健康科学講座の吉田貴彦教授、タスクフォースとして参加くださった諸先生方(解剖:吉田教授、教育センター:蒔田教授、放射線:山田先生、検査部:赤坂先生、小児科:古谷野先生、病態代謝内科:安孫子先生、皮膚科:堀先生、耳鼻科:岸部先生、病理:山本先生、地域医療教育学:野津先生、二輪草センター:山本先生、菅野先生)にお礼を申し上げたいと思います。皆様、本当にありがとうございました。