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平成24年「ワークライフバランス」の授業

終了報告

2012年8月20日
対象:医学科3年生


秋田大学 蓮沼直子先生


授業の風景 

平成24年8月20日、医学科3年生を対象としてワークライフバランスの授業を行いました。今年度は、朝8時50分から夕方5時までと丸1日かけて、講義やグループディスカッションを通して学ぶ形式としました。出席者は、121 名でした。
講義では、吉田晃敏学長からワークライフバランスについて学ぶことの大切さをふくめてご挨拶いただいた後、皮膚科の堀仁子先生から「女性医師の就業傾向と支援の流れ、民間医局、学童保育について」のお話があり、女性医師の離職における問題点、民間医局の実態などわかりやすくお話しいただきました。岸部センター助教からは「二輪草センターの活動内容」と題して、育児短時間勤務制度や病後児保育室など旭川医大で実際行われている育児支援についての説明を行いました。


グループ討論の様子

グループ討論では、学生が9〜10人ずつのグループに分かれて、「子供の病気」、「転勤」、「進路」、「留学」、「子供の教育」といった5つのシナリオについて、考えられる対応策とベストアンサーは何かを議論しました。それぞれのグループで、活発な議論が展開されていました。グループ発表では、「子供の教育で悩むのは親として当然のことである」という名回答から、「子供の病気で出張に行けない時は遠隔医療を利用する」といった学生ならではの回答もみられました。
先輩医師の体験談では、第2病理の青木直子先生、第2内科の安孫子亜津子先生、神経内科の浅野目明日香先生、麻酔・蘇生科の間宮敬子先生にご自身の経験をお話しいただきました。妊娠・出産・育児しながら、初期研修を乗り越えたり、留学を経験されたりと、それぞれ形は違ってもキャリアを継続する姿は、学生にとって良いロールモデルになったことと思います。
今回実施した授業形式は、秋田大学での取り組みを参考としたもので、秋田大学医学部総合地域医療推進学講座の蓮沼直子先生をお招きして、ご意見をいただくとともに、チューターとしても参加していただきました。両大学で連携を取って、今後もより良い授業を開催できればと考えております。
最後になりましたが、授業を開催するにあたってご協力いただいた教育センターの蒔田芳男先生、健康科学講座の吉田貴彦先生、チューターとして参加くださった諸先生方にお礼を申し上げたいと思います。皆様、本当にありがとうございました。