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第2回「看護学生と看護師の語る夕べ」

終了報告

日時:2012年11月28日(水)
場所:輸血部カンファレンスルーム(中央診療棟3階)
対象:看護学生・看護職員

 11月28日(水)、昨年に引き続き「看護学生と看護師の語る夕べ」を開催しました。看護学生は、総合実習の追い込みの時期で参加者が少なく残念でしたが、総勢30名の参加がありました。
 今回は、働きながらキャリアアップや子育てをしている3名の方に、「ワーク・ライフ・バランス」をテーマにご自身の体験をお話していただきました。

 最初に、光学医療診療部・放射線部ナースステーションの斎藤容加さんは、“イクメン”のご主人や職場の理解と協力があり、子育てと仕事を続けられていると話されました。「仕事」も「育児」も「趣味」もすべて全力投球で楽しんでいて、まさに良いバランスを保っていることが伝わってきました。
 外来ナースステーションの辻亜希子さんは、北海道にあこがれ、“人生一度きり”と家族で移住を決めた頃の思いや、自然に囲まれた環境で子どもを育てられることが「幸せ」としみじみと話されました。また職場では、新たなことを受け入れ後押ししてくれる風土があり、現在はやりがいを感じながら働いていると話されました。北海道での生活そのものが自分自身の“ワーク・ライフ・バランス”との言葉が印象的でした。 最後に9階東ナースステーションの黒木慎一さんからは、大学院進学を考えたきっかけとして、研究結果が看護実践につながった体験から、研究的視点が看護師として必要と思ったと話されました。また、職場や家族の支え、大学のサポート体制があって続けられていること、自分の時間はないが子どもと過ごすことで癒され、バランスがとれていると話されました。
 3名のお話に共通していたことは、家族や周囲に感謝し良い関係を築いていること、子育てや進学が看護に生かされていることでした。
看護学生からは「充実した育児サポートがあることに驚いた」との感想があり、参加の看護師からは「将来について考える機会になった」、「ワーク・ライフ・バランスのイメージができ有意義だった」などの感想がありました。それぞれ自分自身のことに置き換えて考える機会になったようです。
 今後は多くの看護学生に参加してもらえるように検討するとともに、看護職員が自身の「ワーク・ライフ・バランス」を考える場として、この催しを充実させていきたいと思います。 

(看護部総務担当副部長 稲葉久子)