ホーム > キャリア支援部門>キャリア教育>第14回医学生・研修医・女性医師の集い
旭川市医師会(担当:女性医師部会)主催

「医学生・研修医・女性医師の集い」

終了報告

2017年11月6日(月)午後6時30分


旭川市医師会
会長 山下先生


女性医師部会
部会長 長谷部先生


粂井 志麻先生


齊藤 奈央先生

 平成29年11月6日に医学生・研修生・女性医師の集いが開催されました。今年度も昨年と同様「研修医生活ってどんなもの?」と題し研修医、その後の女性医師としてのライフスタイルを考えてもらうテーマで立場の異なる5人の先生方にお話しして頂きました。
まずはじめは、旭川医科大学病院総合診療部の粂井志摩先生ですが、子供が生まれるまでは研究の傍ら趣味の登山をアクティブに楽しまれていたそうです。妊娠中は研究費を取るための準備をしたり、子育て中は論文の執筆や勉強に充てたりしたとのことです。また、ご主人の御両親やご主人の助けをかりながら子育てと研究の両立している様子について語って頂きました。自分の状況の中でできる事が何かを考え、やりたいことをあきらめないで細々とでも続けること、思っていることは行動に移し、言葉に出すことの重要性についてお話されました。次にお話し頂きました旭川医科大学皮膚科の斉藤奈央先生は今年の6月に出産され現在育児休業中ですが、ご自身が大学院に進まれたこと、ご主人の転勤に合わせて旭川に来られたことをお話しされました。また、最近増加している高齢出産、不妊治療についての貴重なお話もありました。3番目の旭川医療センター初期研修医の竜川美里先生は医師に向いているのだろうか、医師として続けていけるのか、子育てと両立していけるのかと不安になるそうですが、素敵な指導医や患者さんとの出会い、旦那さんの存在が支えとなったようです。4番目は旭川赤十字病院初期研修医の松田亜衣先生で、将来について不安があり今回を機に周囲の女性医師にインタビューをされ、その内容についてお話がありました。5番目は市立旭川病院の初期研修医の栗山知穂先生で、専攻科をどのように決めたのか、ご自身の結婚についての本音をお話しくださいました。女医になって良かったと胸を張って思えるようにしたいという言葉が印象的でした。今回の参加者は医師27名、学生が48名でした。多くの学生さんが来てくれましたし、アンケート結果でも9割以上の参加者に満足して頂けた内容だったようで、様々な立場の講演が素晴らしかった、現実的なライフプランを考える事ができた、今後の選択の参考になったなど多くの意見が寄せられました。早い時期にロールモデルの体験談を聞くことは今後の自分自身の働き方や生き方の参考になると思いますので、今後もより多くの学生さんに参加して頂ければと思います。
最後になりましたが、主催頂きました旭川市医師会および北海道医師会にこの場を借りてお礼を申し上げます。またお忙しい中ご講演頂きました先生方にも深謝致します。
                  二輪草センター助教 菅野 恭子



   
竜川 美里先生   松田 亜衣先生   栗山 知穂先生
             
           山本センター長    講演会の様子