ホーム > キャリア支援部門>キャリア教育>第11回医学生・研修医・女性医師の集い
旭川市医師会(担当:女性医師部会)主催

「医学生・研修医・女性医師の集い」

終了報告

2014年11月12日(水)午後6時30分


阿部 恵先生


土井 朋代先生

 平成26年11月12日に医学生・研修生・女性医師の集いが開催されました。今年度は「研修医生活ってどんなもの?」と題し研修医、その後の女性医師としてのライフスタイルを考えてもらう主旨で年代と立場の異なる6人の先生方にお話しして頂きました。
 まずはじめは、旭川赤十字病院初期研修医の阿部恵先生から自身の働き方をお話していただきました。宮崎医科大学をご卒業後、郷里の北海道に戻られ旭川で研修中とのことですが知人もなく、慣れない土地での研修にもかかわらず楽しみながら研修をしている様子が印象的でした。次にお話し頂きました旭川医科大学初期研修医の安田麻美先生は研修医仲間からアンケートをとり旭川医大の研修医の実状を報告して下さりました。また研修医終了までに身につけておきたい10の心得と称して研修医はどの様な事を心がけていくべきかをわかりやすく説明して頂きました。この心得は研修医のみならず社会人全般に参考になるような内容で非常にためになりました。3番目は市立旭川病院後期研修医の土井朋代先生で、企業に勤めてから旭川医大に編入されたとのことですが、人生の岐路にたったとき4分割表を作成しそれぞれのメリット・デメリットを考え決断してきたそうです。自分の専門科を決めたのは直感だったそうで時には直感も大事と語っていました。4番目は旭川厚生病院後期研修医の塚田和佳先生で、研修医1年目にご結婚され2年目に出産されています。専門の科や働く場所の選択、働き方について不安もあり悩まれたようですが現在は血液腫瘍内科に勤務され、職場の先生方の理解と協力のお陰で仕事と子育てを両立できているとお話しして下さりました。5番目は旭川医科大学第一内科の浅野目明日香先生が2人の子育てをしながら仕事をしている様子を具体的に語って頂きました。良い保育園に巡り会えたこと、職場のサポートに恵まれたことをお話しして下さいました。初期研修中に出産した事への心情や将来恩返しできるようになりたいといった言葉が印象的でした。最後は東光クリニック院長の長峯美穂先生が自身の体験談と開業について語って頂きました。様々な病院の勤務や各種資格・学位を取ってからのご出産で、妊娠・出産を機に開業されたとのことですが、開業のメリット・デメリットについてお話し頂きました。今回は医師40名、学生が52名と非常に多くの学生さんに参加して頂きました。早い時期にロールモデルの体験談を聞くことは今後の自分自身の働き方や生き方の参考になると思いますので今後もより多くの学生に参加して頂ければと思います。
 最後になりましたが、主催頂きました旭川市医師会および北海道医師会にこの場を借りてお礼を申し上げます。またお忙しい中ご講演頂きました先生方にも深謝致します。

    
塚田 和佳先生 浅野目 明日香先生 長峯 美穂先生
     
講演会の様子