「北海道男女平等参画チャンレジ賞」受賞記念

第5回イブニングセミナー

終了報告

日時:2014年5月23日(金)
対象:全職員・学生・医療関係者


生田 倫子先生


ワークショップの様子

 平成26年5月23日にイブニングセミナーが開催されました。今年度は北海道男女共同参画「チャレンジ賞」受賞記念として「職場のストレス・対人トラブル」のテーマで神奈川県立保健福祉大学専任講師である生田倫子先生をお招きしご講演頂きました。興味深い題材だったようで参加者は66名でした。
 吉田学長からご挨拶を頂いた後、二輪草センターの菅野恭子助教から職場のストレス・対人トラブルに関するアンケート集計結果の発表がありました。医師125名、看護師378名から回答があり、約9割の方が職場でのストレスをかかえ、そのうちの3〜4割が人間関係に最もストレスを感じているという結果でした。モンスターペーシェントに対する問いには医師の64%、看護師の49%が診察・担当しており、モンスターペーシェントのタイプ別の問いでは医師と看護師との間では結果が異なりました。看護師を対象としたアンケートではモンスターペーシェントへの対応で成功した体験談やアドバイスが紹介され、医師を対象としたアンケートでは医療支援課に対する要望が紹介されました。次に生田倫子先生より「職場ストレス対処にブリーフセラピーを活かす試み」のタイトルでご講演頂きました。ブリーフセラピーの基本的な考え方から始まり対応が難しい患者の種類、有効な技法の紹介がありました。有効な技法の1つであるコンプリメント技法ですが相手の可能性やいいところに着目するもので、相手の鎮静効果やオープンマインド、信頼する気持ちが生まれ説得できる可能性が高くなるというものです。ロールプレイ演習では二人一組になりクレームを言う側と言われる側になり通常の対応の仕方とコンプリメント技法を用いた場合との違いを体感する事ができました。実践的な技法は今後現場で役にたつものと考えております。最後に松田副病院長からご挨拶を頂きました。
 お忙しい中アンケートにお答え頂きました先生方、看護師の皆様、セミナーにご参加下さいました方々に、この場を借りてお礼を申し上げます。
皆様、本当にありがとうございました。

吉田 晃敏 学長 菅野 恭子 助教 松田 光悦 副病院長