1 医療情報学
| 担当教員 | |||||||
| 対象学年 | 開講時期 | 単位数 | コマ数 | ||||
| 第4学年 | 24年度後期 | 1単位 | 15コマ | ||||
| 履修の目的 | |||||||
| 医療情報学は医学・医療に対するコンピュータなど情報技術の応用や、医学・医療への情報学的な考え方の導入をはかることに関する学問である。講義では医療情報学を理解する上で必要な基礎理論、技術、技法、それらの応用について学ぶ。また、病院内での医療情報伝達の要である診療録や病院情報システムと、病院外と医療情報を交換する遠隔医療、およびそれらに必要なセキュリティ、ネットワークについて学ぶ。さらに、医師として知っておくべき医療経済の基礎や知的財産権について理解を深める。 | |||||||
| 授業の形式 | |||||||
| 板書、スライド、コンピュータなどを使用し講義を行う。必要に応じ、適宜プリントを配布する。 | |||||||
| 成績の評価と基準等 | |||||||
| 成績の評価は、試験の点数に出席状況を加味して総合的に行う。 | |||||||
| 学生へのメッセージ | |||||||
| 医療情報学は比較的新しい学問であり、進歩が著しいため、最新の知見を中心に講義を行う予定である。講義だけでは十分に理解できない事項があれば、病院の経営企画部教官室まで質問に来てほしい。 | |||||||
| 〈教科書・参考図書〉 | |||||||
| 書名 | 著者名 | 発行所 | 価格 | ||||
| (教)医療科学 | 江川 寛(監修) | 医学書院 | 5,460円 | ||||
| (参)医療情報 全3巻 | 日本医療情報学会医療情報技師育成部会(編集) | 篠原出版新社 | 10,080円 | ||||
| (参)医学概論 | 後藤由夫 | 文光堂 | 5,250円 | ||||
| コマ数 | 履修主題 | 履修内容 | 担当教官 | 講義日 |
| 1 | 医療情報学総論 | 医療情報学の意義と目的、沿革について学ぶ。また医療における情報の発生と流れについて理解を深め、情報を集積したデータから、医療を構成する諸要素の統合をどのように組み立てていくべきか概説できることを目標とする。 | 廣川 | |
| 2 | 医療情報システムの概要と導入方法 | 医療機関において医療情報システムが果たす役割は情報技術の進歩により大きくなり、診療業務にも密接に関連する。医療情報システムの導入には技術と運用の両方の知識や経験が必要であることを事例とともに学ぶ。 | 谷川 |
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| 3 | 医療情報システムによる情報連携・情報共有 | 医療情報システムは医療機関内部の情報共有と業務の効率化の役割を果たしてきたが、その役割が地域医療連携に広がりつつある。ここでは、医療情報システムによる医療施設内での情報連携・情報共有の最新の動向、今後の方向性について学ぶ。 | 谷川 | |
| 4 | 医療情報の標準化 | 医療情報のやりとりにおいては、システムが相互に理解できるデータ、通信、用語が必要である。情報連携・情報共有が拡大するにつれて、医療情報の標準化が必要となっていることを理解し、代表的な標準について学ぶ。 | 谷川 | |
| 5 | 医療情報セキュリティ | 診療情報の電子的な保存が可能になり、利用者の利便性は向上したが、同時に一度に膨大な情報が漏えいするリスクもあらわれた。診療情報を安全に取り扱うため、医療従事者としての情報に対する倫理、医療情報システムの運用におけるセキュリティ対策について学ぶ。 | 谷川 | |
| 6 | 医療経営環境 | 医療経営を取り巻く環境について、人口推移、高齢化と医療ニーズ、供給体制、および、医療費の動向について理解し、概説できることを目標とする。 | 柴山 | |
| 7 | 医療情報管理入門 | 診療録等の医療情報の利用方法とその管理について学ぶ。また、医療で扱う診療諸記録の種類と、診療録の特徴や要件を説明できることを目的とする。 | 長谷部(内科学講座) | |
| 8 | 医療政策と経営 | 政策の変化、医療制度改革のなかで、機能分担と効率的提供体制構築の必要性について理解し、概説できることを目標とする。 | 柴山 | |
| 9 | 病院機能と経営 | 経営環境、医療政策の変化のなかでの経営の現状と課題、および、診療報酬制度の変化と質、効率性の確保の必要性について理解し、概説できることを目標とする。 | 柴山 | |
| 10 | 経営における質の確保と評価 | 経営環境の変化に対応しながら、医療サービスを効果・効率的に提供するうえでの着眼点、質の向上と評価方法について理解し、概説できることを目標とする。 | 柴山 | |
| 11 | 知的財産権入門 | 先進的な医療技術の実用化には特許などの知的財産権も必要となる。 医療人にも求められる知的財産権の基礎知識について概説する |
尾川 (知的財産センター) |
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| 12 | 医療情報開示と医療関連法規 | 医師患者関係の変化と医療情報開示の必然性、個人情報の保護および医療情報開示にかかわる法制度について学ぶ。 | 廣川 | |
| 13 | 地域医療での情報流通 | 病診連携や病病連携活性化のための地域医療ネットワークの方策、実例について学ぶ。 | 廣川 | |
| 14 | 遠隔医療 | 遠隔医療の歴史と現状および今後の方向性について学ぶ。 | 廣川 | |
| 15 | 医療情報と医療の質および経営の具体化 | 最新の情報技術などについて概説し、これらが臨床における医療の質の確保と経営について、どのようにかかわっているか具体的事例を用いて理解することを目標とする。 | 廣川、柴山、谷川 |