離乳食はいつから始めたらいいの?
離乳食は生後6ヶ月ごろから開始します。生後6ヶ月までは母乳だけの栄養で十分なのです。 生後6ヶ月ころになると発育・発達がぐんぐん進むため、母乳にプラスして離乳食の栄養が必要となってきます。
大人と一緒のテーブルに座らせ、大人が食べているのを見て欲しそうにしていたら離乳食の始まりです。
離乳食を食べていたら母乳は要らなくなるの?
離乳食を開始すると「おっぱいには栄養が無いのだから、やめなさい」と言う人がいますが、母乳の栄養価は変化しません。 赤ちゃんの成長に合わせて、主食だけでなく副食も開始していくのが 離乳食です。
赤ちゃんも初めてのものを口に入れるよりも、授乳をしてから離乳食という順番の方が、スムーズに受け入れてくれるようです。
その後、離乳食が順調に進み、中期・後期で大人と同じように食事で 栄養価は補えるようになります。この頃になって母乳の役目は栄養上 終わったと言えます。 しかし無理に母乳を終了する必要も無いので、自然に“卒乳”の時期を待ちましょう。
麦茶や果汁はいつから始めるの?
昔は生後2ヶ月頃から果汁や湯冷ましを飲ませようと言われてきましたが、離乳食と同じく生後6ヶ月までは母乳以外のものは飲ませる必要が無いと言われています。家族や友人から「湯冷ましはいらないの?」と聞かれたら、「生後6ヶ月までは母乳でいいんだよ」と教えてあげてください。
自然な“卒乳”ってどうしたらいいの?
母乳を卒業する時期は赤ちゃんが決めます。 無理に母乳から引き離すのは逆効果で、赤ちゃんの不安を募らせます。
1歳を過ぎても卒乳ができないと「発育が悪いんじゃないか」 「自立心が無いんじゃないか」と心配になるお母さんもいますが、何歳まで続けていても食事を摂っていれば発育の問題もなく、元気で活発に育ってくれます。
授乳の代わりに抱っこなどでたっぷり甘えて、食事をよく食べ、よく遊ぶようになると自然と卒業していきます。
乳房は飲ませないままにしておくと乳腺炎になることもあるので、少ない回数で搾乳していくと徐々に分泌が減ってきます。