後期研修医募集のご案内
初期研修医で後期研修を希望される先生、また転科希望の先生で医局説明、見学をご希望でしたら、下記の医局までご連絡ください。
随時、医局説明会も開催しています。
説明会の予定やご不明な点など、何でも気軽にご連絡ください。
- 問い合わせ先
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旭川医科大学医学部 眼科学講座
医局長: 高宮央、佐藤栄一
TEL: 0166-68-2543
FAX: 0166-68-2549
E-Mail: ganka@asahikawa-med.ac.jp (医局秘書)
旭川医科大学眼科の現況(2009年12月更新)
1. はじめに
旭川医科大学眼科学講座は、初期研修を修了した後期研修医を旭川医大卒業生及び全国から募集しています。近年、他大学出身者(山形大学、札幌医大、杏林大学等)も多数入局しています。学外で研修を終えた後、途中入局してくる医師や他科から転科してくる医師も大勢おり、常に入局を歓迎しています。臨床、研究、赴任等においても旭川医大出身者と他大学出身者で分け隔てはありません。
また北海道一円に拡がる38施設に及ぶ数多くの関連病院と連携し、幅広い臨床研鑚や、将来にわたっての様々な選択が可能となっています。旭川医科大学病院では、難治性の症例、稀少な疾患が全道の関連病院より紹介されるため、偏り無くいろいろな疾患を経験できる機会に恵まれています。また、外来、病棟ともに主治医制としているため、先輩医師から指導を受けながら自分の裁量で診療を進めていくことができ、早い段階より技術・経験を身につけていくことが可能となっています。そして、眼科医としての基礎的並びに臨床的知識と医療技術を習得し、日本眼科学会の専門医認定医の習得を最低限の目的としています。白内障手術など、眼科一般手技の習得、さらに眼科学会での発表も指導し、専門医資格の取得をめざします。
手術教育は、いつでも使用することが可能なウエットラボ設備を大学内に備えており、豚眼での模擬手術練習が毎日でも可能です。また、全国の大学に先駆け眼科手術シミュレータシステムを導入し、白内障手術及び、硝子体手術トレーニングを行っています。その成果を2008年日本網膜硝子体学会総会、2009年日本眼科手術学会総会で発表しています。旭川医大眼科は、若手医師の指導教育に積極的に取り組んでいる医局です。
専門医資格を取得するためには、専門医認定試験に合格することが必要です。その専門医認定試験を受けるためには、認定研修施設において専門医制度規則施行細則で定められた4年以上の眼科臨床研修を行い、また、4年以上日本眼科学会会員であり、かつ受験時に日本眼科医会会員であることが必要です。眼科臨床研修は、専門医制度が認定した施設において4年以上研修しなければなりません。認定研修施設以外で研修されても研修期間には含まれません。
旭川医大眼科は、大学病院において豊富な臨床経験を学ぶことが出来るため、早く眼科医として働くことが出来るようになり、また、専門医制度認定研修施設である多くの関連病院を有しています。それにより、旭川医大眼科では収入面や出張先、就職先といった心配は全くありません。
さらに遠隔医療支援システムを旭川医大遠隔医療センターと道内関連病院をつなぎ、リアルタイムネットワーク医療支援を行っています。これにより、旭川医大眼科では、関連病院に勤務しながら患者・疾患についての迅速相談が大学病院医師とリアルタイムに行うことが可能となっており、患者の診療や大学病院紹介について、及び医師の生涯研修にも役立っています。その他、リアルタイムで関連病院との症例検討会や学会発表の練習会も大学医局との間で随時行っています。
2. 旭川医科大学眼科の特色
あらゆる難治性眼疾患に対し、それぞれに高度な専門知識を備えたスタッフによる診断および治療が一貫して行える診療体制を整えている。 北北海道の中核的病院の役割を果たしており、全道38施設を数える関連病院を始め他施設からの紹介患者も多い。08年度の初診患者数は、2653人、再診患者延べ数は、34985人、手術件数は1275件である。
網膜硝子体疾患では、硝子体手術を年間450例以上行っている。網膜剥離には、強膜内陥術の他に重症例には硝子体手術にて迅速に対応している。特に緊急性を要する症例に対しては、直ちに入院の上、手術を行える体制を整えている。黄斑円孔、黄斑前膜に対しても、最新のスペクトラルドメイン光干渉断層計や走査レーザー検眼鏡を備え、詳細で適切な診断・評価のもと、硝子体手術にて対応している。特に糖尿病網膜症に関しては、吉田晃敏学長の専門であり、全国有数の症例数がある。蛍光眼底造影検査、光干渉断層計などの諸検査ならびに専門医による網膜光凝固、硝子体手術を行っている。
黄斑疾患外来では、加齢黄斑変性に対してPDT治療、抗VEGF抗体硝子体注射などの最新の治療を行っている。
眼循環外来では、国の内外を問わず旭川医大眼科のみが有する種々の眼血流測定装置を有し、それを用いて糖尿病網膜症や網膜動脈閉塞症、網膜静脈閉塞症など、我が国の失明原因の主因を占める網脈絡膜疾患における眼循環を非侵襲的に測定することにより病態を細密に把握し、一人一人の患者の治療効果や予後の予測に役立てるとともに、新しい治療法の開発にも取り組んでいる。特筆すべきは、30年前から米国ハーバード大学との共同研究を行い、さらに旭川医大とキヤノンとの共同開発により、我が国オリジナルの網膜血流測定装置を開発した。これを用いて、世界のどこの施設にも真似のできない、独創的な臨床研究を多数行っており、この分野では日本はもちろん世界でも高い評価を得ている。
角膜外来では、すべての前眼部疾患に対応でき、角膜ヘルペスを始め各種角膜炎などに対する診療治療、円錐角膜に対するコンタクトレンズ処方、近視、乱視に対するLASIKも行っている。特に角膜移植はNPO旭川医大アイバンクを発足させ、アメリカのアイバンクとも連携し、年間60件以上行っている。難治例には羊膜移植や人工角膜手術、ドライアイに関しては涙点プラグ、血清点眼治療なども行っている。
角膜、網膜の再生医療を目的に「眼組織再生医学講座」を立ち上げ、すでに培養角膜移植をなどの臨床医療に応用を始めており、難治性角膜疾患で成果を上げている。
遠隔医療支援システムを道内関連施設及び、シンガポール、タイなどのアジア諸国とつなぎ、リアルタイムで高度な医療が受けられるようにネットワーク医療支援を行っている。これにより、関連病院から患者についての迅速相談が大学病院医師とリアルタイムに行うことが可能である。その他、症例検討会や学会発表の練習会も行っている。この功績により、吉田学長は平成21年度「情報通信月間」総務大臣表彰(個人賞)を受賞した。
白内障手術は年間約800件(硝子体手術、緑内障手術との同時手術含む)で、最新式の超音波装置を備えており、99%以上が小切開超音波乳化吸引手術であり、ほぼ全例に眼内レンズが挿入され、安定した術後成績を得ている。
緑内障は、その病型や進行度に応じて各種薬物治療、レーザー治療、各種手術治療を緑内障専門医が行っている。最新の自動視野計やスペクトラルドメイン光干渉断層計、視能訓練士によるゴールドマン視野計を駆使して早期診断、経過観察を行い、疾患の進行防止に努めている。緑内障は個々の患者の背景に十分気を配り、病状を説明し、個別に適切なアドバイスを行うことが非常に重要と考えている。
ぶどう膜外来では、積極的に原因検索を試み、三大ぶどう膜炎とされるサルコイドーシス、ベーチェット病、原田病をはじめとする各種ぶどう膜疾患の診断、治療を行っている。
斜視弱視外来では、視力の向上、眼位の矯正および両眼視機能の獲得を目的とし、専門医師と12人の視能訓練士が連携して弱視に対して屈折矯正、遮蔽治療を、また小児の斜視や成人の麻痺性斜視に対して、手術とあわせて視能訓練も積極的に行っている。
3. 旭川医科大学病院眼科の臨床設備
国の内外を問わず旭川医大眼科のみが有する種々の眼血流測定装置(網膜血流測定装置、レーザードップラー眼血流計、拍動性眼血流計)を有しています。それ以外にも、
スペクトラルドメイン光干渉断層計(前眼部OCT・後眼部OCT)- 角膜形状解析装置
- 超音波解析装置
- 走査レーザー検眼鏡(SLO)
- Microperimetry (MP-1)
- 各種自動視野計
- 多局所網膜電図(VERIS)
- 蛍光眼底造影カメラ(HRA2)
- 白内障手術装置インフィニティー
- 硝子体手術装置アキュラス
- マルチカラー・YAGレーザー凝固装置
…など、最新の医療設備を多数備えています。
4. 旭川医大眼科・研究教育関連施設(日本眼科学会専門医制度 研修指定病院)
- 旭川厚生病院
- 札幌厚生病院
- 旭川赤十字病院
- 苫小牧王子総合病院
- 斗南病院(札幌)
- 国立病院機構北海道がんセンター(札幌)
- 市立函館病院
- 函館五稜郭病院
- 北海道社会保険病院(札幌)
- 八雲総合病院
- 市立旭川病院
- 名寄市立総合病院
- 留萌市立病院
- 市立稚内病院
- 遠軽厚生病院
- 北見赤十字病院
- 釧路赤十字病院
- 釧路労災病院
- 市立釧路総合病院
- 市立根室病院 公立芽室病院
- 北斗病院(帯広)
…など道内主要都市に多数の基幹病院がある。(関連病院のページを参照のこと)
5. 旭川医大眼科の研究
はじめまして。旭川医科大学眼科の学術部門担当の長岡と申します。
旭川医大眼科のホームページをご覧頂き、ありがとうございます。臨床プログラムの充実度はもうすでにご理解頂けていることと思いますが、ここでは、旭川医科大学眼科の学術面での活動状況をご説明したいと思います。
旭川医大眼科では、臨床面のみならず研究面でも世界レベルを目指しています。特に我が国の中途失明原因の主因である糖尿病網膜症などの網膜硝子体疾患の病態解明および新規治療法の開発を教室の研究のメインテーマに据え、動物実験および臨床研究を行っています。現在は9名の大学院生(2009年11月現在)が中心となり、細胞培養から生体実験まで昼夜を問わず基礎実験に打ち込んでいます。
臨床研究では、上級医の熱心な指導の下、若い先生にも全国レベルの学会、国際学会での発表を多数行ってもらっています。特に毎年5月にアメリカ・フロリダ州で行われる国際眼科学会には世界中から一万人を超える眼科研究者が集まり、連日眼科研究について熱い議論が交わされます。我々の医局からも毎年多数の先生が出席しており、興味ある若い先生は大歓迎です。きっと眼科学の奥深さを感じ、学問に対する興味をかき立てられることと思います。私も初めてこの学会に参加したとき、そのスケールの大きさに圧倒され、眼科の研究の奥深さを思い知らされたことを今でも覚えています。もちろん学会の合間には、メジャーリーグ観戦やNASA、ディズニーワールドなど、勉強するだけでなくアメリカ文化を大いに楽しむことも忘れてはいません。
また、旭川医大眼科では、海外留学・国内留学も積極的にすすめています。特筆すべきは、ハーバード大学に強いパイプを持ち、吉田学長はじめこれまでなんと31人(!)の先生がハーバード大学医学部に留学していることです。また、それ以外の海外や国内施設にも多数留学しており、そこで得た最先端の知識や技術を旭川医大に持ち帰り、我々のオリジナリティを加味しながら、それを発展させています。旭川医大では、このような充実した研究体制で、若い先生に世界水準の基礎および臨床研究をおこなう機会を積極的に設けるようにしています。
旭川は恵まれた自然環境に囲まれ、ゆっくりと物事を考えることができ、学問をするのには最適な土地だと思います。この北の大地で、眼科学の発展のために一緒に頑張りましょう。







