視能訓練士よりご挨拶

菅原一博

皆様こんにちは。
旭川医科大学 視能訓練士の菅原一博と申します。

現在の旭川医大 眼科外来の患者来院数は、多い時では一週間で1000名を超えます。 そのため、視能訓練士の数も12名の大所帯となっております。

旭川医大での視能訓練士業務は、視力検査に始まる諸々の一般検査に加え、視野検査、斜視弱視検査・訓練、眼底撮像(蛍光造影検査も含む)、電気生理(各種ERG・VEP・EOG)、エキシマレーザーのための検査やオペレーション業務、ロービジョン外来(ロービジョンエイドを用いた読み・書き訓練、遮光眼鏡合わせ等)等、広範囲に及びます。おそらく、日本で最も広範囲の検査を担当する、視能訓練士集団なのではないでしょうか。

視能訓練士一同
視能訓練士一同 2017年7月撮影

皆様がご存知の通り、現在の検査機器の発展には目覚しいものがあります。今後は、以前であれば必要とされていた検査技術の大部分を、機械が肩代わりしてゆくことになるでしょう。そのような時代の流れの中でも、必要とされるのは、「知識・情報の共有」と「患者様やスタッフへの対応力(関わり方)」だと思います。

「知識の共有」に関しては、各種学会へ参加後、報告会をすることや週に1度の朝の勉強会、毎日の終会で意識的に行います。 そして、「患者様やスタッフへの対応力(関わり方)」。仕事をスムーズに進めていくためには、患者様には当然ですが、スタッフに対する接し方、考え方も重要な鍵となります。ただ単に、「言葉使いは丁寧に!」や「心を込めて!」ではなく、どの様にしたら丁寧になるような考え方ができるのか?どの様に考えると心が込められるのか?という具体的な方法も考え、共有し、学んでおります。

また、病院外でも2ヶ月に一度、旭川で開催されておりますロービジョンの会に参加し、患者様方やそのご家族、そして、盲学校の先生方や盲導犬協会をはじめ、視覚障害に関わるお仕事をされている皆様、看護師の皆様、他施設の医療従事者の皆様と交流し、情報の共有を行っております。

最後に、私達旭川医大の視能訓練士は、これからの変動の時代にも対応できる力を日々の外来業務を通じて積み上げ、少しずつではありますが、患者様と世の中に還元していきたいと思っております。

今後とも旭川医科大学、視能訓練士を何卒、宜しくお願い申し上げます。

(文責:菅原 一博, 2017, 1)

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