旭川医科大学病院 眼科病棟のご紹介

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2012年度 眼科病棟のご紹介


 旭川医科大学病院眼科では、吉田晃敏学長のご指導のもと、難症例白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障手術をはじめ、角膜移植術、斜視手術など高度で幅広い手術治療を行っています。診療圏は上川・空知・宗谷・オホーツクといった広域であり、さらに札幌・帯広・函館や本州からも手術を希望し、たくさんの患者さんが訪れています。そのため、本格的な高齢社会を迎え、手術件数は年々、増加しています。平成27年度の手術件数は 2,028件(注射は含みません)と、初めて2,000件を超えました(図1)。

図1:【眼科】手術件数推移(2005年度〜2015年度)

手術件数推移



 主な手術の内訳は、8名の網膜硝子体術者による網膜硝子体手術と強膜内陥術、3名の緑内障専門医による線維柱帯切除術(切開術、インプラント手術含む)、2名の角膜専門医による角膜移植術(内皮移植等パーツ移植を含む)、2名の斜視専門医による斜視手術です。平成23年1月より運用を開始した8階東病棟内白内障手術専用手術室 (2室) では、週に20件程度の手術を行なっています。これにより、中央手術室の2室と合わせ最大4室の手術室を同時に運用することとなり、硝子体手術や全身麻酔手術などを中央手術室でゆとりをもって組めるようになりました。臨時手術は週に2〜5件程あり、一週間に計40件を超える手術になります (写真1)。

手術の風景
写真1

 病床(8階東病棟)は、38床です。看護師は、総勢30名。阿部由希子師長をはじめ、素敵な方ばかりでとても良く働いてくださっています。入退院の多い病棟ですが、迅速な対応、細やかな看護を行なっており、患者様からのアンケートでもいつも高評価を頂いています。

 病棟診療では、専門医で構成される【網膜・硝子体グループ】、【緑内障・ぶどう膜炎グループ】、【角膜・斜視グループ】があります。治療方針や手術プランは、各グループで検討された後に病棟カンファレンスを経て決定されるなど、安心・安全・最新の治療を患者さんに提供するため、医局全体で診療をする体制を取っています。

 また、当院は、北海道の眼科医療を担う医療人、専門医を育てる教育機関としての使命があります。研修医は、研修期間中、数か月毎に各診療グループに所属し、高度な診療教育を受けています。

 さらに、特定機能病院である当院は、入院治療を必要とする新しい患者さんを安心して御紹介していただけますよう、治療が終わり、病状が安定しましたら、ご紹介くださった医療機関にお戻しするよう「逆紹介」を心がけています。そのため、ご紹介医療機関との連携をより強化していきたいと考えています。ご意見、ご要望がございましたら、是非、ご連絡を頂きたいと思います。

患者さんの新・再紹介の際には、

 旭川医科大学病院 「地域医療連携室」
 電話:0166-69-3055
 FAX:0166-69-3044


をご利用ください。

 地域医療連携室を通していただけますと当院 ID が発行されますので、来院を待つ間に準備を進めることができます。網膜剥離や外傷などで緊急手術を要する可能性のある患者さんでは、事前に外来受付にご一報を頂けますと、病棟のベッドを確保することが出来ます。また、水曜日までにご連絡いただけますと翌週の定期手術に組み込むことも可能です。何卒、よろしくお願い申し上げます。

 当院は、大学病院ですので、新しい知見や治療成績を世界に向けて発信し、「眼科学」に貢献する責務もあります。先生方には、いつも貴重な症例をご紹介いただいており、心より感謝申し上げます。大学病院レベルの医療をご提供し、患者さんにご満足頂いてご帰宅いただけますように医局員、スタッフ一同、一丸となって研鑽、努力をしております。今後共、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。



平成28年3月31日

旭川医科大学病院 眼科病棟医長
高橋淳士


旭川医科大学 眼科学教室  〒078-8510 旭川市緑が丘東2条1丁目1-1 TEL: 0166-68-2543 FAX: 0166-68-2549