死後画像診断はご遺体にCTなどの画像検査を行い、その情報を解剖結果などと合わせて死因診断に利用するものです。死後画像は解剖前に体内の情報がわかり非常に便利ですが、CT検査だけで死因がわかるのは、約3~4割と言われています。中毒死や心筋梗塞など画像だけでは分からない死因もあります。死後画像は解剖や薬毒物検査などと組み合わせて利用することが重要です。当講座での施行では、死後画像診断を研究されている先生方のご指導をいただいています。