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教室インフォメーション

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    研究活動

     基礎的研究に関しては、教室内研究室に多くの分子生物学、免疫学的手技に対応する設備が整備され、先端的研究が可能な環境が整ってい ます。研究目標には、(1)臨床に根ざしたOriginalityの高い科学的研究と (2)病因・病態の解明や新規治療の開発など臨床に役立つ研究の実践を目指しています。免疫や腫瘍制御などについて、精力的な研究を行い、ハーバード大学 やシカゴ大学などとの国際交流や、国内外の学会や英文雑誌などへの活発な研究発表をしています。

    神経消化器病研究グループ 

     過敏性腸症候群や機能性ディスペプシアなどの機能性消化管疾患など現時点では目に見える異常のない機能性疾患の病態と治療に関する臨床的基礎的研究を 行っています。この疾患群の理解には脳腸相関の概念が非常に重要で、特にこれまで25年間、中枢神経系がどのように胃腸機能調節に関与するのかを研究して きました。様々な分子が胃腸機能の調節に関与する事を報告してきましたが、この15年あまりは 神経ペプチド オレキシンが中枢神経系に作用して胃酸分 泌、消化管運動、内臓知覚などに重要な役割を果たす事を見いだし、脳内オレキシン シグナルの低下が機能性消化管障害の病態を形成するのではないかとの仮 説をたて検証中です。全く新規メカニズムの治療薬開発と診療体系の構築を目指します。

    消化管・胆膵グループ 

     潰瘍性大腸炎、クローン病を中心とする炎症性腸疾患(IBD)の病態の解明や診断・治療の開発を精力的に行っています。特 に自然免疫機構の関与や、腸管上皮におけるcytokine receptor発現とsignal解析を中心に病態の解明をすすめています。また,腸内細菌と腸疾患に関する研究から,乳酸菌や納豆菌の一種が産生する 新規活性物質の同定に成功し,この成果に基づいて新しい腸管保護剤や抗腫瘍薬の開発・臨床応用を進めています.遺伝子学的な側面からも腸疾患の解析を行っ ており,炎症性腸疾患に特異的なmicroRNA異常を見出し,標的治療としての臨床応用を目指しています.さらに,拡大内視鏡観察を用いた疾患の再燃予 測や、IBD合併dysplasia・癌の診断の開発、ステロド抵抗性の分子学的診断について研究をすすめ、免疫抑制剤治療・抗TNFα抗体療法・白血球 除去療法といった新しい治療法を積極的に実践し、その適応を検討中です。
     代表的な難治がんである膵がん・胆道がんの診断と治療を積極的に行っています。内視鏡を駆使した低侵襲な診断・治療体系の確立を目指すとともに、 旭川市内の機関病院との連携のもと多数の症例から得られる臨床データを背景とした臨床研究を行っています。また、膵管内乳頭粘液性腫瘍や膵胆管合流異常、 自己免疫性膵炎については、診断・治療方針に関する新たな知見を国内外に報告すると同時に、分子生物学手法によりこれらの発生・進展メカニズムを解析して います。
     また、膵がん・胆道がんに対する抗がん剤と放射線治療の耐性機構に関する基礎研究をすすめており、その分子機構の解明に根ざした治 療抵抗性の克服を目指しています。一方で、がん進展、特に血管新生における骨髄細胞の役割に着目し、米国ハーバード大学の研究チームと共にがん微小環境の 構築過程の解明を試みています。さらに血液腫瘍チームと共同で難治がんを標的とした新規細胞治療の開発研究も精力的にすすめています。
    薬剤耐性・治療抵抗性の克服を目的とし、その分子機構の解明をすすめています。

    肝臓グループ

     C型肝炎では肝臓に過剰蓄積される鉄分が酸化ストレスの原因となって肝炎を増悪させていることから、インターフェロン治療が難しい患 者さんには抗酸化治療である瀉血(しゃけつ)療法と鉄制限食療法を積極的に取り入れています。我々は以前よりこの慢性肝疾患における鉄代謝調節異常の病態 機序解明をメインの研究テーマとして研究および臨床にあたっています。
     また、ウイルス性肝炎治療の進歩にともない近年問題となっているの が、非アルコール性脂肪肝やアルコール性肝障害です。特に生活習慣の欧米化に伴い今後患者増加が予想される非アルコール性脂肪性肝炎は肝硬変、肝臓がんへ 進展する病態です。我々は本病態の解明、治療法の開発のため臨床および基礎研究を行っております。

    血液・腫瘍グループ

    ・細胞内鉄取り込み調節機構の解析:トランスフェリン受容体、トランスフェリン受容体2などを代表とするトランスフェリン結合鉄の細胞内取り込み機構や、非トランスフェリン結合鉄の取り込み機構の詳細な解析を行っています。
    ・生体内鉄代謝調節に関する研究:鉄代謝調節因子hepcidin の生理的機能や、その発現調節機構について検討しています。
    ・血清中非トランスフェリン結合鉄の測定:血清中に存在する非トランスフェリン結合鉄(NTBI)の測定系の開発に向け研究を進めています。
    ・ 白血病に対する免疫療法の基礎的・臨床的検討:白血病細胞由来の分子シャペロン(熱ショック蛋白:HSP)を利用した免疫療法のより効果的な方法を開発す べく、マウスを用いた基礎的検討を行なっている。またグリベック耐性の慢性骨髄性白血病患者に対するHSPを用いた臨床試験の結果をもとにヒト白血病細胞 への免疫応答の解析を行っています。さらに胆膵グループと共同で、造血器腫瘍における血管内皮抗原を標的としたHSPを用いた新規免疫療法の開発も進めて います。